そもそも留学する意味はある?2ヵ国の留学経験から見えたメリット・デメリット
そもそも留学をする意味ってあるの?と疑問に思っている方もいらっしゃると思います。留学経験者の多くは「行くべき」と答えると思いますが、独学でも話せるようになるという方も多くいます。
今回はカナダとオーストラリアに留学した経験から、留学に行くことのメリットとデメリットを比較してみました。
留学のメリット
1.英語環境に身を置くことができる
これが一番のメリットであることは間違いありません。日本でも独学で勉強することはできますが、常に英語だけを聞いて生活することは難しいでしょう。
留学に行き、常に英語環境に身を置くことでリスニング力は日本にいるよりも早く身につけることができます。また、普段の生活でも英語を使わなくてはならないため、日常英会話は比較的すぐに習得することができるでしょう。
2.世界中に友達ができ、世界の文化を知ることができる
語学学校に通っている生徒はアジアに限らず、ヨーロッパや南米の生徒なども多く、様々な国の友達を作ることができます。その中で他の国の文化にも触れることができ、自分の考えの幅を広げることができます。
例えば、ある国では未だに女性の地位が低く、旦那さんと一緒でなければ海外に行くことすらできないという国もあれば、男性より女性が多く活躍している国もあります。また、夜一人で歩くことができないような危険な地域に住んでいる人もいれば、日本のように安全な国もあります。
色々な国の文化を知ることで、今まで自分が過ごしてきた環境が当たり前ではないことを知り、価値観が変わる方がとても多いです。
3.自分の国の良さを知ることができる
語学学校の授業では、自分の国について話すことがよくあります。私は恥ずかしながら、日本の文化や歴史について詳しく知らないことも多くありましたが、他の国の生徒は自分の国の文化や歴史についての知識が多く、詳細に説明することができます。
また、他の国の方々が日本に持っているイメージについても知ることができます。よく言われたのは、「侍のいる国」「地震が多い」「規律が厳しい」「真面目で働き者」「キャプテン翼やドラゴンボールなどの有名漫画が多い」というような意見でした。
さらに、「日本人はどうして電車の中で誰も話さず静かなの?」「どうしてちゃんと列を作って並ぶことができるの?」と聞かれることがありました。当たり前だと思っていることが、世界から見ると不思議だと思われていることがあるのだと知ることができました。
自分の国をさらに深く知ることで、日本の良さももっと見えてくるでしょう。
4.自信を持って自分の意見を言えるようになる
これはよく留学のメリットとして挙げられますが、語学学校では自分の意見を述べたり、グループディスカッションをする機会があり、発言が苦手な日本人も強制的に発言する機会を多く与えられます。
日本人特有の「間違えることが恥ずかしい」という意識では、授業に全く参加できないため、少しずつ自分の意見を言えるようになっていきます。また、ワーホリで仕事を探す際も、自信のない態度では面接に通らないため、堂々と自信を持って発言し、仕事を勝ち取っていく必要があります。
そういった経験を繰り返していくことで、自分に自信を持って発言できるようになっていくのです。
5.将来の進路が見えるようになる
留学に行くことで、自分のやりたいことが見つかる人や夢に近づける人もいます。漠然と英語の仕事に就きたいと思っていた方も、海外で様々な職種に触れたり、国際経験を通して、この仕事をしてみたい!と発見できることがあります。また、留学をすることで自分の英語のレベルがハッキリとわかるため、やるべきことや目標を明白にすることもできます。夢が見つからなかった方でも、留学経験を通して、自分の考え方や価値観の幅が広がり、今後の進路につながる部分が必ずあります。
留学のデメリット
1.費用がかかる
費用がかかることで留学を躊躇している方も多いように、費用がかさむことが一番のデメリットと言えるでしょう。語学学校に通う期間が長ければ長いほど費用がかさみます。
しかし、ワーホリや学生ビザでも働ける国では、少しでも働いて自分の生活費の足しにしていくことで、ある程度余裕を持って生活していくことはできます。
2.勉強を疎かにしてしまう
海外に留学すると開放的な気持ちになり、勉強よりも遊ぶことに楽しみを覚えてしまう方がいます。もちろん気晴らしに遊びに行くことや旅行に行くことは良いですが、本来の勉強の目的を見失ってしまい、休暇のような気持ちになってしまうと、帰国後にとても困ります。
海外の楽しい誘惑に負けてしまうことがないように、気持ちを引き締めましょう。
3.帰国後のギャップ
帰国後に、日本と海外とのギャップに混乱してしまうことがあります。海外では日本ほど厳しい規律がなく、楽観的に過ごせることが多いですが、帰国後の就職活動や日本の学生生活に戻ることで、そのギャップに精神的に落ち込んでしまうことがあります。
日本と海外では文化の違いも大きいので、留学に行く前から帰国後のことを考えておくことがこのデメリットを回避する方法です。
4.留学したのに英語が話せるようにならない
留学に行っても、勉強の仕方や日々の過ごし方一つで、英語の伸びは変わってきます。なんとなくで生活をしていると、あっという間に留学期間が終わってしまい、英語力が全然伸びなかったという声をよく聞きます。
以前の記事でもお話しましたが、自分の努力次第で、この部分は必ず変えられます。
→留学で英語は本当に話せるようになるのか?留学中に気をつけるべきこと
5.生活環境の変化で体調を崩す
海外の生活に慣れずに体調を崩す方も多くいます。気候や環境はもちろん、食事や水の綺麗さも日本とは全く違います。海外で体調を崩すことほど不安なことはありませんよね。事前に留学先についてよく調べ、自分に合うかどうかや、薬を多めに持っていくなどの対策をしましょう。
以上、今回は留学に行くことのメリット・デメリットについてシェアしました。
留学に行くことについては様々な意見がありますが、より良いものになるかどうかは自分次第です。留学に行く目的や目標を見失わずに努力をし続けることで、留学は有意義なものになり、留学する意味はとても大きいと言えますね。
留学に行かずに独学で英語をマスターしたい!という方はこちらも参考にしてください。
manasta.hatenablog.com